street for student
私の実家の前の道路は通学路である。
車が一台通れるくらいの細い坂道だ。
徒歩5分のところに小学校と中学校があり、
朝夕はたくさんの小中学生が行き来する。
わたしが通っていたときにはよく友人にうらやましがられたが、
当時の私は同じ学校の人に自宅がバレてしまうのが嫌でたまらなかった。
中学校を卒業して数年経った現在では「家の前、通学路生活」を楽しんでいる。
というのも、、
網戸ごしにもれ聞こえてくる小中学生の会話が抜群におもしろいのだ。
「○○って○○と付き合ってるらしいよ」学校帰り道定番恋バナ。
「今日一時間目数学じゃんだるー」なつかしいその感覚。
仲良くJPOPを合唱しながら小走りで坂をくだる運動部女子。
これでいまの流行り曲がわかる。こないだは星野源「恋」だったなぁ。
さすがスーパースケベタイム師匠。*1「1989年なにが起きた?」テスト期間中、登校中に問題を出し合う中学生。
この悪あがき意外と効いたりするよね。
今を全力で生きていたあのころのピュアな気持ちを思い出させてくれる。
中学生のころはひたすら卓球をしていた。部活仲間としかつるまなかった。
話変わって先日、自宅で作業をしていたときに呼び鈴が鳴った。
ドアを開けると1人の野球部男子が立っていた。
この後に展開されるエピソードで、
私は「誠実さ」について深く考えることになる。
長くなったのでまた次回。